普通車と軽自動車の相続手続きは違うのか
1 普通車と軽自動車では相続手続きに違いがあります 2 普通車の相続手続きは運輸支局で行います 3 軽自動車の相続手続きは軽自動車検査協会が窓口です 4 相続手続きを放置するとトラブルの原因になることがあります 5 車種ごとの違いを理解して早めに準備を開始しましょう
1 普通車と軽自動車では相続手続きに違いがあります
亡くなった方が自動車を所有していた場合、その車を相続人が使用したり、売却したりするためには名義変更などの相続手続きが必要になります。
一般的に、自動車には普通車と軽自動車があり、どちらも相続財産になるという点は共通しています。
しかし、手続きを行う窓口や必要書類の内容には違いがあります。
以下、それぞれの手続きの特徴や必要書類について説明していきます。
2 普通車の相続手続きは運輸支局で行います
普通車を相続によって取得する場合、移転登録(相続による名義変更)の手続きを、各地域の運輸支局で行います。
必要となる書類は比較的多く、相続関係を証明するための戸籍謄本類なども揃える必要があります。
一般的に求められる書類は、次のとおりです。
①被相続人の出生から死亡まで連続した戸籍謄本
②相続人全員の戸籍謄本
③遺産分割協議書
④相続人の印鑑証明書
⑤車検証および申請書類一式
普通車の相続手続きのための書類は、揃えるのに時間がかかるため、早めに必要書類を確認し、準備を開始することが大切です。
3 軽自動車の相続手続きは軽自動車検査協会が窓口です
軽自動車の場合は、普通車とは異なり、運輸支局ではなく軽自動車検査協会で手続きを行います。
必要書類は普通車に比べて少なく、手続きも比較的簡易である点が特徴です。
相続関係を証明する戸籍類は必要ですが、一般的には遺産分割協議書の提出までは求められません。
もっとも、実際には、あらかじめ相続人同士で誰がその車を取得するかを決めておく必要はあります。
書面の提出が不要であっても、トラブル防止のために遺産分割協議を行い、軽自動車の取得者を明確にしておくことが望ましいといえます。
軽自動車は手続きが簡便な分、一部の相続人の判断で名義を変えてしまうこともあり得ますが、後々の争いの発生を避けるためにも、普通車と同様に慎重に対応することが大切です。
4 相続手続きを放置するとトラブルの原因になることがあります
普通車・軽自動車のいずれであっても、相続手続きを放置すると問題が生じることがあります。
例えば、名義変更をしないままでいると、以下のような支障が出る可能性があります。
①車検が更新できない
②売却や廃車の手続きが進められない
③事故を起こした場合、自動車保険が適用されない可能性がある
そのため、相続が発生したら、車の使用予定があるかどうかにかかわらず、早めに名義変更を進めておくことが安心につながります。
5 車種ごとの違いを理解して早めに準備を開始しましょう
普通車と軽自動車は、どちらも相続の対象となる点は同じですが、手続きをするための窓口や必要書類に違いがあります。
普通車では運輸支局での手続きが必要となり、戸籍謄本類や遺産分割協議書など、準備すべき書類が多くなります。
一方、軽自動車は軽自動車検査協会で手続きを行い、比較的簡易に名義変更が可能です。
いずれの場合も、放置すると車検、売却・廃車、保険の利用などに支障が生じることがあるため、相続が発生したら早めに必要書類を確認し、確実に手続きを進めることが大切です。






























